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「わたしは、ダニエル・ブレイク」 [旧作(DVD・TV)]

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I, DANIEL BLAKE
2016イギリス/フランス/ベルギー

監督:ケン・ローチ
出演:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ、ディラン・フィリップ・マキアナン、ブリアナ・シャン、ケイト・ラッター、シャロン・パーシー、ケマ・シカズウェ

 ケン・ローチ監督の作品は気が滅入るので覚悟して観ました。本作は監督がカンヌで「麦の穂をゆらす風」に続いて2度目のパルム・ドールを受賞した社会派ヒューマン・ドラマです。


 格差が進む現代社会で排除されそうな中年男性ダニエルが主人公です。

 妻に先立たれ一人で暮らすダニエルは、長年大工として実直に働いて来たが、心臓を患い医者に仕事を禁じられる。そこで国の援助を受けようと、役所を訪れるが完全にシステム化された手続きをなかなかクリアする事が出来ない。そんな時彼は、二人の子どもを育てるシングルマザーのケイティと出会い、同じく苦境の中にいる彼女を気にかけるのだが・・・。

 役所職員の心の通わない事務的な対応には怒りを覚えます。こつこつ働いて真面目に税金を納めてきてこの仕打ち・・・。生活苦でプライドが砕かれ、その上追い討ちをかけて人間の尊厳を奪って行く行政のあり方に失望するばかりでした。

 働けないから援助が必要なのに、申請の為には求職活動をしている証明が必要だという。矛盾した条件に振り回されて行き場を失ったダニエルは、ついに感情を爆発させます。彼が必死に訴える〝私はダニエル・ブレイクだ。人間だ。〟という言葉が胸に突き刺さります。


 確かに暗澹たる思いが残りますが、ダニエルとケイティ家族との人間らしい交流は唯一の救いでした。

 主演のデイヴ・ジョーンズはイギリスの人気コメディアンらしい。深刻な中にもユーモアが感じられて、善き人間ダニエルにぴったりのキャスティングだと思いました。

☆☆☆


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「羊と鋼の森」 [映画(新作)]

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2017日本
監督:橋本光二郎
原作:宮下奈都

出演:山崎賢人、三浦友和、鈴木亮平、光石研、上白石萌音、上白石萌歌、堀内敬子、仲里依紗、城田優、森永悠希、佐野勇斗、吉行和子


 ピアノの調律師になった青年が、先輩調律師や様々な顧客との関わりを通じて、迷いながら成長していく・・・。


 第13回本屋大賞に輝いた宮下奈都の小説が原作です。最近私も読みましたが、映画は原作の世界観が的確に表現されていたと思います。ピアノの構造、調律の作業工程や道具が映像化されると更に入り込み易かったです。

 小学生の頃ピアノを習っていて調律師の人もたまに家に来ていたけどあまり覚えていなくて、こういう仕事なんだと今更ながら興味深かった。

 そして、調律の難しさと奥深さに挫けそうになりながらも、仕事に真摯に向き合う事で自立して行く主人公の姿に胸が熱くなりました。彼の仕事に対する誠実な姿勢、その大切さはどんな仕事にも当てはまる事であり、人が生きるという事なのだと思いました。


 山崎賢人の演技はそれほど見たことがないのですが、原作の主人公のイメージとは違うような気がしていました。でも間違いだった。彼の演じる等身大の青年、とても良かったです。ピアノに向かう時の真剣な眼差しが印象的でした。

 三浦友和の渋い演技、上白石萌音&萌歌姉妹の瑞々しい演技も良かった。


 深淵な音の世界と重ねた北海道の森の風景の表現が素晴らしくて、美しい音楽を聴いた時って本当にこんな感じだと思いました。

☆☆☆



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「万引き家族」 [映画(新作)]

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SHOPLIFTERS
2018日本

監督・脚本:是枝裕和
出演:リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優、城桧吏、佐々木みゆ、柄本明、高良健吾、池脇千鶴、池松壮亮、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美


 年金暮らしの老女の元に集まる一組の男女と若い女、少年、という赤の他人たち。大人が細々と働いて得た収入と、万引きを繰り返すことで、支え合って生活している。そこに、ある日親に虐待されていると思われる少女が拾われて来る。


 血の繋がりを超えた人と人の絆が描かれていました。


 窃盗も、子どもの虐待も、育児放棄も、犯罪の低年齢化、年金詐欺、貧困、全てが日本の社会の現実です。そして現実はこの疑似家族のように情のある人ばかりではないと知っている分、この家族の幸福に包まれた瞬間はユートピアのようにも思えました。

 一方で、少なくとも映画の作り手、演者は、このような底辺の生活とは無縁の人たちです。そして観る者は私も含めて、自分とは無縁の世界もしくは無縁でありたいと思う架空の世界、ある意味他人事です。そんな事を考えるうち、観ていて何だか息苦しくなりました。

 救いようのないストーリーなので、映像化するに当たって是枝監督は相当な勇気と覚悟が必要だったと思いますが、監督の力量を感じる脚本と演出、俳優の演技が素晴らしかった。心を掴まれるシーンがいくつもありました。特に安藤サクラのリアルな演技には引き込まれました。

 芸術性も高くいい映画だと思いましたが、感動とはちょっと違うかも。どうしようもないやり切れなさが心に残る作品でした。

☆☆☆



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「ゲティ家の身代金」 [映画(新作)]

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ALL THE MONEY IN THE WORLD
2017アメリカ

監督:リドリー・スコット
原作:ジョン・ピアソン
出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・プラマー、マーク・ウォールバーグ、チャーリー・プラマー、ロマン・デュリス、ティモシー・ハットン


 1973年に実際に起きた誘拐事件の舞台裏を描いたサスペンスです。

 誘拐されたのは、世界一の大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫ポール・ゲティ三世。彼の母親ゲイルは犯人が要求した1700万ドルの身代金を払えず、離婚した元夫の父親ゲティに掛け合うが、あっさりと拒絶されてしまう。

 ゲティを何とか説得しようと奔走するゲイル。苛立つ犯人たち 。数ヶ月も緊迫した状況が続く中、犯人は身代金の額を減らしてきた。ゲティは自身の節税に利用した上で渋々支払いに応じるのだった。


 強欲で自己中心的、老獪なゲティを演じたクリストファー・プラマーの迫力が凄くて圧倒されます。下着を自分で洗濯したり、自宅に公衆電話を設置したり、ケチのエピソードは事実らしい。

 片やゲイルを演じたミシェル・ウィリアムズは息子を誘拐された母親の恐怖、焦燥、怒り、絶望といった複雑な感情を見事に表現していて圧巻の演技でした。

 犯人グループと人質となったゲティ三世のやり取り、犯人とゲイルの交渉も緊迫感たっぷりでしたが、ゲティ老人とゲイルの対決は興味深くて最大の見所でした。

 結局は、我が身に危険が及ぶ事態になってようやく身代金の支払いに応じるゲティ老人はどこまでも自分本位です。いくら財力があっても人の心までは思い通りに動かせない。自業自得とは言え、お金への執着によって孤立して行くゲティの末路は憐れでした。


 犯人との交渉役を任されるゲティの部下で、事件解決の鍵を握る元CIAのチェイスをマーク・ウォールバーグが好演しています。また、ロマン・デュリス演じる犯人の一人も興味深い人物でした。

 唯我独尊の憎たらしい老人を徹底して演じ切ったプラマー。彼と全霊で渡り合うウィリアムズ。しっかりと脇を固める俳優陣。イタリア、イギリスの美しく重厚な映像も素晴らしく、とても見応えのある作品でした。それにしても、突然の交代劇に短期間で撮り直したとは信じられない完璧さです。

☆☆☆☆



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「ラビング 愛という名前のふたり」 [旧作(DVD・TV)]

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LOVING
2016アメリカ

監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
出演:ジョエル・エドガートン、ルース・ネッガ、マートン・ソーカス、ニック・クロール、テリー・アブニー、アラーノ・ミラー、ジョン・バス、マイケル・シャノン


 こちらもWOWOWで鑑賞。

 1960年代末までアメリカのバージニア州では異人種間の結婚は法律で禁じられていた。酷い話ですが、そんな理不尽な社会で、愛を貫き法律までも変えた一組の夫婦、白人男性リチャード・ラビングと黒人女性ミルドレッドの長年の闘いを、実話を元に描いた作品です。


 1958年、ワシントンDCで結婚した二人は、地元のバージニア州で新生活を始めるが、法律違反で逮捕され州外退去を余儀なくされる。やがて公民権運動が活発になる中、二人はバージニア州に対して訴訟を起こす決意をする。


 「レッド・スパロー」でのカッコいいスパイ役が記憶に新しいジョエル・エドガートンですが、本作では印象が全く違っていて驚かされます。働き者で温厚。家族想いの優しい夫で父の役が良くはまっていました。

 ミルドレッドを演じたのはルース・ネッガ。大きな目が印象的で、控えめな性格ながら芯の強い女性を好演しています。

 エドガートンとネッガの自然な演技が素晴らしくて終始引き込まれました。


 台詞は少ないですが、お互い尊敬し思い遣り合う心が手に取るように伝わって来ます。愛し合うことが罪で、逮捕されたり厳しい罰を科されるなんて信じられませんが、逆境の中では二人の絆の強さが際立って見えました。

 人種差別はもちろん愚かしい事ですが、それを声高に糾弾するのではなく、夫婦の愛の軌跡を中心に淡々と描いているところに好感が持てる。エンドクレジットで流れる実際の夫婦の写真も感動的です。劇中にあるこの写真と同じシーンは、愛に溢れていてとても素敵でした。

 本作のモデルとなった、ラビング夫妻対バージニア州の裁判は有名な事件なのですね、勉強になりました。ドラマチックな名前 Loving の響きの通り、愛の尊さを考えさせられるいい映画でした。

 監督と脚本のジェフ・ニコルズは撮影当時30歳台の若さです。監督の今後の活躍が楽しみになりました。

☆☆☆☆



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「僕と世界の方程式」 [旧作(DVD・TV)]

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X+Y
2014アメリカ

監督:モーガン・マシューズ
脚本:ジェームズ・グレアム
出演:エイサ・バターフィールド、レイフ・スポール、サリー・ホーキンス、エディ・マーサン、ジョー・ヤン、マーティン・マッキャン、ジェイク・デイヴィス、アレックス・ロウザー、アレクサ・デイヴィーズ

 WOWOWにて鑑賞しました。

 高校生数学オリンピックのイギリス代表チームの一員に選ばれた、数学の才能を持つ自閉症の少年ネイサンが、各国チームが集まる台湾合宿など様々な経験を通して成長する様を描いた作品。ネイサンを演じるのは「縞模様のパジャマの少年」「エンダーのゲーム」等のエイサ・バターフィールド。彼の美しい瞳と瑞々しい演技に引き込まれます。


 他人とのコミュニケーションが困難なネイサンが、合宿の仲間の中で少しずつ変化する姿が興味深い。ネイサンに芽生える他者への好きという気持ち、その戸惑いが繊細に描かれていました。

 ネイサンの母親ジュリーを演じているのがサリー・ホーキンス。大好きな父親を交通事故で失ってからますます心を閉ざす息子との心の距離に傷付き、孤独を募らせる女性を好演しています。彼女が「父親と何が違うの?」と息子に問いかける姿が切なかった。愛する想いを伝えるだけの事が本当に難しいのだと考えさせられました。

 ネイサンを指導する数学教師マーティンを演じたレイフ・スポールは、ティモシー・スポールの息子らしい。心身に問題を抱えるマーティンが再生する姿にも胸を打たれました。

 美しいラストに心が癒されます。切なくて温かくて、心に残るいい映画でした。

☆☆☆☆

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「孤狼の血」 [映画(新作)]

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2017日本
監督:白石和彌
原作:柚月裕子
出演:役所広司、松坂桃李、真木よう子、音尾琢真、駿河太郎、中村倫也、阿部純子、滝藤賢一、矢島健一、田口トモロヲ、町田マリー、伊吹吾郎、MEGUMI、中村獅童、竹野内豊、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介、井上肇、瀧川英次、沖原一生、さいねい龍二、中山峻、 黒石高大、嶋田久作


 冒頭のシーンからひえぇってなりました。怖かったです。

 暴対法成立直前の昭和63年。広島のある都市で暴力団同士の抗争が激化する中、暴力団絡みの殺人事件が発生。法律無視の暴力的な刑事大上と、真面目なエリート新人刑事日岡が捜査に当たる。

 “警察じゃけぇ何をやってもええんじゃ。“
 拷問、収賄、不法侵入に放火、何でもありの悪徳刑事大上。演じた役所広司の鬼気迫る演技に終始圧倒されました。やがて、暴力団との攻防と危険な駆け引きの中で見えてくる大上の確固たる信条と人間性・・・。正義とは何なのかわからなくなります。

 一方、彼に不信を抱く正反対の刑事日岡を松坂桃李が好演していて、大上との関係性、大上の激しい生き様に触れ次第に変貌する日岡の姿も重大な見処になっています。

 江口洋介、竹野内豊の悪役は新鮮でした。音尾琢真、中村倫也、真木よう子 、阿部純子の演技も印象に残ります。

 男臭い映画です。目を覆うような暴力シーンが多いけれど、それでも観て良かったと思います。登場人物一人一人を丁寧に描写した、骨太で見応えある人間ドラマでした。

 私は広島で生まれ育ったので、ロケ地の呉市の街並みや広島弁は懐かしかったです。

☆☆☆☆


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「君の名前で僕を呼んで」 [映画(新作)]

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CALL ME BY YOUR NAME
2017イタリア/フランス/ブラジル/アメリカ

監督:ルカ・グァダニーノ
原作:アンドレ・アシマン
脚本:ジェームズ・アイヴォリー
出演:ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ、アミラ・カサール、エステール・ガレル、ヴィクトワール・デュボワ


 1983年の夏。両親と共に北イタリアの避暑地で過ごす17歳の少年エリオと、大学教授の父に招かれてやって来た24歳のアメリカ人大学院生オリヴァーとの、儚くも美しい恋を描いたラブストーリーです。

 アンドレ・アシマンの同名小説を、「モーリス」「日の名残り」「眺めのいい部屋」のジェームズ・アイヴォリー監督が脚色し、本年のアカデミー賞では脚色賞を受賞しています。


 情感たっぷりの北イタリアの風景と音楽。十代の不安定さと大人びた知性が同居する美少年。健康的な肉体美で自信に溢れる大人の男。止めることのできない熱い想い。全てが美しくて完璧で、文芸色の濃い映画でした。

 エリオとオリヴァーは、端正な顔立ちと整ったスタイルに加えて知的な言動が魅力的な二人なので、互いに惹かれ合うのも必然に思えます。そして、ティモシー・シャラメとアーミー・ハマー以外考えられない最高のキャスティングだと思いました。

 同性であるが故に戸惑い葛藤しながらも、少しずつ想いを確かめ距離を縮める二人の姿がとても切ない。シャラメとハマーの繊細な演技に完全に魅了されました。

 どちらも素晴らしい演技でしたが、シャラメの瑞々しいエリオには心を奪われっ放しでした。憂いを湛えた表情の何と美しいことか。ずっと観ていたいと思いました。

 ピュアで多感で誠実なエリオが可愛くてとても愛おしくなる。そんなエリオの全てを理解し支える両親の深い愛も印象的でした。

 非常に好みのタイプの作品でした。エリオとオリヴァーの細かい心理に注目してもう一度観たくなるし、原作小説も読んでみたくなりました。タイトルの意味も深いと思います。

☆☆☆☆




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「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」 [映画(新作)]

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AVENGERS: INFINITY WAR
2018アメリカ

監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ドン・チードル、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、チャドウィック・ボーズマン、ゾーイ・サルダナ、カレン・ギラン、トム・ヒドルストン、ポール・ベタニー、エリザベス・オルセン、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタン、イドリス・エルバ、ダナイ・グリラ、ピーター・ディンクレイジ、ベネディクト・ウォン、ポム・クレメンティエフ、デイヴ・バウティスタ、グウィネス・パルトロー、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、クリス・プラット、ウィリアム・ハート、レティーシャ・ライト、トム・ヴォーン=ローラー、キャリー・クーン、マイケル・ジェームズ・ショウ、ウィンストン・デューク、フローレンス・カサンバ、ジェイコブ・バタロン、アリアナ・グリーンブラット、スタン・リー、コビー・スマルダーズ、サミュエル・L・ジャクソン
声:ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、ケリー・コンドン


 豪華なキャストを見ただけで、本作のスケールの壮大さを想像して心が躍ります。


 6個揃うと絶対的パワーを持つことができる“インフィニティ・ストーン”を狙う強敵サノスによって、全宇宙に最大の危機が迫っていた。サノスの野望を阻止して宇宙を救うため、アベンジャーズのメンバーが集結し、壮絶な闘いを繰り広げます。

 色んなマーベル・ヒーローが登場、それぞれの見せ場がありとても贅沢な作品になっています。各個性を生かしながらのアクションで、全体として統一感を持たせる演出は見事です。

 ただ、ヒーローが多過ぎてストーリーについて行くのが大変でした。本作も含め関連作品をまた観直さなくては・・・。

 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの参加は楽しかった。重いシーンが多い中、彼らのギャグにはほっとさせられます。

 迫力ある格好いいアクションの連続。とにかくサノスが強いので、はらはらしっ放しでした。そして、まさかの展開・・・。早く次作が観たいです。

☆☆☆☆


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至上の印象派展 ビュールレ・コレクション [その他]

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「ビュールレ展」に行って来ました。
 http://www.buehrle2018.jp/


 エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956年)はその質の高いコレクションで知られるスイスの美術収集家です。2020年に全ての作品がチューリヒ美術館に移管されることになっており、これほどの傑作が日本で一堂に集まるのは最後の機会かも知れません。

 http://www.buehrle2018.jp/works
 とにかく素晴らしいコレクションでした。
 古典主義から印象派に変遷する過程や様式の特徴が解りやすく展示してあり、画家それぞれの個性をより深く感じることができました。
 印象派を主に、近代絵画64点が空間を十分とって広々と展示してあり、ゆったりと快適に鑑賞できました。半分は日本初公開の作品だそうです。

 話題の傑作絵画、ルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》、セザンヌの《赤いチョッキの少年》、ゴッホの《日没を背に種まく人》を、目の前で鑑賞できて感激でした。

 セザンヌの絶筆で未完成とされる《庭師ヴァリエ》、ゴッホの《アニエールのセーヌ川にかかる橋》、コローの《読書する少女》は個人的にとても好きな作品です。
 特に、セザンヌとゴッホは各6点が揃い、画家の様式の歴史が細かく見られて興味深かったです。

 モネとマネの、庭を描いた風景画は色彩がとても美しくてうっとりしました。モネは、壁一面を占める睡蓮の大作も印象的でした。

 他に、ドガ、カナレット、シニャック、シスレー、ピサロ、ゴーギャン、ロートレック、ブラック、ピカソなど、名前を並べるだけでワクワクしますが、これほどの巨匠の傑作を一度に鑑賞できるのはとても貴重だと思いました。

 近代絵画の魅力をギュッと凝縮して味わうことができる、至福の展覧会でした。



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