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「ムーンライト」 [映画(新作)]

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MOONLIGHT
2016アメリカ

監督・脚本:バリー・ジェンキンズ
出演:トレヴァンテ・ローズ、アシュトン・サンダーズ、アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、アンドレ・ホランド、ジャネール・モネイ、ジャハール・ジェローム


 貧困地域に生まれた孤独な黒人少年を主人公に、彼が自らのセクシャリティに悩み、自分のアイデンティティと居場所を探し求めてもがき苦しみながら成長していくさまを、少年期、青年期、成人期の3パートに分け、革新的な映像美とともに描き出したヒューマン・ドラマ。第89回アカデミー賞ではみごと作品賞を含む3冠に輝いた。監督は長編2作目の新鋭バリー・ジェンキンズ。(allcinema解説より)


 オスカーの発表ミス、本邦公開前倒しなど、いろんな意味で注目を集める作品です。

 シャロンという一人の黒人少年が、薬物中毒の母親の育児放棄、家庭の貧困、いじめ、自らのセクシャリティの問題、と様々な困難に直面し苦悶しながら成長する様を、3時代に分けて3人の俳優が演じています。

 自分は何者なのか、という普遍的なテーマを扱った作品で、スクリーン全体からひしひしと伝わる少年の深い孤独感に胸を締め付けられる。それでいて優しく情感溢れる映像はどこか心地の好いものでした。音楽も美しい。

 シャロンと唯一の友人ケヴィンとの描写は詩的でこの上なく切なかった。人と人の純粋な繋がりには何の障壁もなく、尊いものであることを感じさせてくれるシーンが沢山ありました。

 シャロンを演じた3人の俳優(トレヴァンテ・ローズ、アシュトン・サンダーズ、アレックス・ヒバート)は一見して似ていないが、演技を観ているうちに違和感がなくなってくる。仕草や表情のひとつひとつ、特に目の演技が素晴らしかった。

 助演でオスカーを獲ったマハーシャラ・アリ、同ノミニーのナオミ・ハリスの演技も印象に残る。

 高く評価されている映像美については後からなるほどと思いました。初めて体験するような映画という感覚はその為だったのかと・・・。

 地味ながら、後からじわじわと心に響く映画。”珠玉”という語が頭に浮かびました。

☆☆☆☆



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「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由」 [映画(新作)]

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MON ROI
MY KING
2015フランス

監督:マイウェン
出演:ヴァンサン・カッセル、エマニュエル・ベルコ、ルイ・ガレル、イジルド・ル・ベスコ、クリステル・サン・ルイ・オギュスタン、、

 「ミス・ブルターニュの恋」「太陽のめざめ」など監督としても高い評価を受けるエマニュエル・ベルコが主演を務め、カンヌ国際映画祭で女優賞に輝いた愛憎ドラマ。情熱的なヒロインと魅力的だけど女とお金にだらしないダメ男が繰り広げる10年間の愛憎の軌跡を赤裸々に描き出す。(allcinema解説より)



 スキー事故で膝を負傷しリハビリセンターに入った主人公トニーが、リハビリ生活を送りながら元夫ジョルジオとの10年間の愛憎を振り返るというストーリー。過去と現在が交錯しながら進行します。

 男らしく見えて実は情けないジョルジオを演じるヴァンサン・カッセルが素敵。いかにも陰で何かしてそうな雰囲気だけど、そこも含めてとても魅力的です。

 大恋愛して妊娠、そして結婚と理想的なカップルなのに気持ちがすれ違い、次第に綻びが広がって行く様がリアルです。“私達お互いの事を何も知らない”というトニーの言葉が怖かった。

 愛故に相手を傷つけたり傷ついたり。トニーとジョルジオの感情の起伏が激し過ぎて引いてしまう表現もありますが、程度の差こそあれ人間ってこんなものかなとも思います。

 生々しい会話も多いが、美化せず等身大の男女の関係を描いていて説得力ありました。

 自身を見つめ直すことで、またリハビリ仲間との交流を通じて、トニーは成長します。そしてジョルジオも。希望を感じるラストシーンがとても良いです。

 エマニュエル・ベルコは正統派の美人ではないですが、10年前の愛に満たされ輝くトニーの心身が次第に疲弊して行く様を渾身で演じていて圧倒されました。

☆☆☆☆


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「パッセンジャー」 [映画(新作)]

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PASSENGERS

2016アメリカ
監督:モルテン・ティルドゥム
脚本:ジョン・スペイツ

出演:ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット、マイケル・シーン、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア


 新天地を目指す宇宙船の中で120年眠る筈が90年早く目覚めてしまった男。1年後に同じく目覚めた女性と恋に落ちるが・・・というラブストーリー。

 都合の良い展開でツッコみたい所はいろいろありましたが、なかなか興味深い状況設定ではありました。たった一人宇宙の真ん中で過ごす孤独はどれ程だろうと思うとぞっとします。

 ジェニファー・ローレンスは期待通りセクシーでとても魅力的。クリス・プラットは「マグニフィセント・セブン」でも光っていましたが、ハンサムだけどどこか可愛い雰囲気が女心をくすぐりますね。

 感情移入し難い設定ながら、この二人が非常事態の下で惹かれ合う男女という難しい役を好演していたので、楽しんで観ることができました。

☆☆☆



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ミュシャ展 [その他]

「ミュシャ展」に行って来ました。

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http://www.mucha2017.jp/


 パリで商業デザイナーとして成功を収め、アールヌーヴォーの代表者と称されるミュシャ(チェコ語ではムハ)が、祖国チェコに帰還後約16年をかけて描いた大作「スラヴ叙事詩」。

 スラヴ民族の苦難の歴史と誇りを描いた全20点でなる本シリーズが、チェコ国外で初めて全点揃って公開されるというので、興味をそそられ行って来ました。


 最大で縦6メートル×横8メートルにも及ぶ巨大な油彩画を前に、ただただ圧倒されました。幻想的でもあり、写実的でもあり、独特の世界観を放つ作品のパワーに引き込まれます。

 ポスターや挿絵など、細かくデザイン性の強い作品のイメージだったミュシャですが、こんなスケールの大きな油彩画を制作していたとは。探究心や使命感といった芸術家としての熱い想いが伝わって来るようでした。


 「スラヴ叙事詩」の他に、習作の数々、リトグラフや出版物、紙幣や切手も展示されていました。彫刻作品もあり、ミュシャの魅力の詰まった多彩な展示会となっています。


 撮影OKのエリアで。(フレームに入りきれていません。)

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聖アトス山

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スラヴ民族の賛歌


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「ラ・ラ・ランド」 [映画(新作)]

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LA LA LAND
2016アメリカ

監督・脚本:デイミアン・チャゼル
作詞:ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール
作曲:ジャスティン・ハーウィッツ
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、ローズマリー・デウィット、ソノヤ・ミズノ、J・K・シモンズ、フィン・ウィットロック、ジェシカ・ロース、キャリー・ヘルナンデス


 オープニング。圧巻の高速道路でのダンスシーンからワクワクが始まります。


 ロサンゼルスに暮らす女優志望のミアと、ジャズの店を持つことが夢のピアニスト、セブ。偶然の出会いから恋に落ちた二人は、互いを励ましながらそれぞれの夢を追うのだったが・・・。


 ロマンティックで切なくて、素敵なラブストーリーでした。恋の始まり、ままならない現実、夢を追い続ける勇気、そして愛の力。人生の美しさとほろ苦さを表現した映像と音楽の数々に強く心を揺さぶられました。

 ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンがいい。主演はこの二人以外には考えられないほど役そのものでした。想いを映した二人の歌声とライアンのピアノ演奏が胸に響いて、時に泣きそうになりました。

 セブをバンドに誘うミュージシャンを演じたジョン・レジェンドの歌、ジャズの演奏も聴き応えたっぷりで、全ての楽曲が素晴らしい。音楽の使い方、時間の動かし方、空想的な映像など、脚本と演出も完璧でした。本作でオスカー監督賞を初受賞したチャゼル監督。「セッション」も印象的な作品でしたが、改めて才能ある監督なのだと納得です。

 セブとミアが下した決断には、人を本当に愛するとはどういう事かを思い知らされる。究極の愛の物語。切な過ぎるラストですが、何か温かいものが心に広がりました。

 何かを得るために諦めたり妥協したり、きっと同じような苦い経験は誰にもあって、本作のような映画がそんな観る者の人生に光を当て救ってくれるのだとも感じました。

 2回観たのですが、何度でも観たくなる作品です。

 ☆☆☆☆☆

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「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」 [映画(新作)]

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FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM
2016イギリス/アメリカ

監督:デヴィッド・イェーツ
脚本:J・K・ローリング

出演:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、エズラ・ミラー、サマンサ・モートン、ジョン・ヴォイト、カーメン・イジョゴ、コリン・ファレル


 「ハリー・ポッター」シリーズのJ・K・ローリングが、後にハリーたちが使っていた教科書『幻の動物とその生息地』を著わすことになる魔法動物学者ニュート・スキャマンダーを主人公に贈る新シリーズ。J・K・ローリング自ら映画用に書き下ろしたオリジナル脚本を、「ハリー・ポッター」シリーズの後半4作品の監督を務めたデヴィッド・イェーツを再び監督に起用して映画化したファンタジー・アドベンチャー。世界中を旅する魔法動物学者の愛用のトランクから魔法動物たちが人間界に逃げ出してしまったことから巻き起こる大騒動の行方を描く。(allcinema解説より)


 公開終了直前。吹替でしたがぎりぎり間に合って観ることができました。

 不器用でおっちょこちょいな魔法使いニュートが、トランクから逃げ出した魔法動物たちを捕獲するために奔走する一方で、魔法議会の追及を切り抜けながら闇の魔法使いグリンデルバルドの陰謀を暴いて行くストーリー。

 いろんな魔法動物が登場しますが、どれもユニークで可愛い。それらの動きを見ているだけで、テンションが上がります。CGやVFXが素晴らしくて、小さな子供にとりつくオブスキュラスという物体がニューヨークの街を破壊しながら暴れまわる様などは物凄い迫力に圧倒されました。「ハリー・ポッター」シリーズで覚えのある名称やキャラクターが出て来るのも楽しい。

 ニュートの変わり者で愛すべきキャラクターにぴったりのエディ・レッドメインが良かった。ニュートと、冒険に巻き込まれるノーマジ(人間)ジェイコブとのバディ感は微笑ましく、ティナと彼女の妹の役割も絶妙。コリン・ファレル演じる悪役は存在感あり上手かった。


 とにかく見処満載、ストーリーもわくわくする面白さで、本当に楽しい映画でした。最後の方でグリンデルバルドがあの俳優だったのには驚いた。これは続編を期待せずにいられません。ジェイコブもぜひまた登場して欲しい。

 時代設定はハリー・ポッターのいた時代の70年前。1920年代ぐらいでしょうか?本作で描かれていている前のニュートの活躍の物語も観てみたいと思いました。

☆☆☆☆


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「マリアンヌ」 [映画(新作)]

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ALLIED
2016アメリカ

監督:ロバート・ゼメキス
出演:ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、ジャレッド・ハリス、サイモン・マクバーニー、リジー・キャプラン、マシュー・グード、アントン・レッサー、アウグスト・ディール、カミーユ・コッタン、シャーロット・ホープ


 1942年。モロッコのカサブランカに降り立ったカナダの諜報員マックス。イギリスの特殊作戦執行部に所属する彼は、極秘任務を与えられ、ナイトクラブで偽装妻と落ち合う。彼女はフランス軍の伝説的女性レジスタンス、マリアンヌ。2人は夫婦を装い、ドイツ大使の暗殺という過酷な任務に挑む。その中で図らずも互いに心惹かれていくマックスとマリアンヌ。その後2人はロンドンで結婚し、可愛い娘にも恵まれ、幸せな結婚生活を送るのだったが…。(allcinema解説より)


 演じるのがブラッド・ピットとマリオン・コティヤールでなかったら、普通のメロドラマになってしまいそうなストーリーです。・・・が、そこは二人の演技力と圧倒的な存在感で、とても印象深い作品になっていました。1940年代の衣装やセットもとてもいい雰囲気です。

 つるつるの肌で実年齢よりはかなり若く見えるブラッド、何歳の設定なのだろう?と、気になりつつも、古い時代の映画スターのようなオーラが凄くて、マックスの心情にぐいぐいと引き込まれました。

 対するマリオン・コティヤールは妖艶な美しさで、クールなスパイの顔からひとりの女性の顔まで難しい役どころを見事に演じきっていたと思います。

 カサブランカでの極秘任務、マリアンヌの真実が明かされる過程は、緊迫感溢れる演出で見応えがありました。マックスとマリアンヌの心理描写も興味深かった。そして何より、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤール、二人の美しさを堪能できる映画でした。

☆☆☆



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「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」 [映画(新作)]

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MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN
2016アメリカ

監督:ティム・バートン
原作:ランサム・リグズ『ハヤブサが守る家』

出演:エヴァ・グリーン、エイサ・バターフィールド、テレンス・スタンプ、ルパート・エヴェレット、アリソン・ジャネイ、クリス・オダウド、エラ・パーネル、フィンレー・マクミラン、ローレン・マクロスティ、ラフィエラ・チャップマン、ヘイデン・キーラー=ストーン、ジョージア・ペンバートン、マイロ・パーカー、ピクシー・デイヴィーズ、キャメロン・キング、ジョセフ・オドウェル、トーマス・オドウェル、ルイス・デイヴィソン、キム・ディケンズ、ジュディ・デンチ、サミュエル・L・ジャクソン


 ティム・バートン監督がランサム・リグズのベストセラー『ハヤブサが守る家』を映画化したダーク・ファンタジー・アドベンチャー。亡くなった祖父の遺言に導かれ、ハヤブサに変身できる女主人と奇妙な子どもたちが暮らす屋敷へと辿り着いた少年が経験する不気味で摩訶不思議な冒険を描く。(allcinema解説より)


 私には久しぶりのティム・バートン監督作品。よく練られたストーリーで、なかなか面白い映画でした。

 不審な死をとげた祖父の遺した言葉に導かれ訪れた屋敷で、奇妙な子供たちに出会った主人公ジェイク。彼らに案内された場所は、時間を操るミス・ペレグリンによってドイツ軍の空襲に遭う直前の1日を永遠に繰り返す世界だった。

 やがてジェイクは子供たちに迫る危機を知り、宿敵バロンから彼らを守るために立ち上がる。


 ユニークな特殊能力を持つ子供たちがとても可愛いく、ジェイクとの交流が微笑ましかった。想像力豊かで美しい映像に引き込まれます。子供たちの特殊能力を駆使して敵と戦うシーンも楽しかった。

 ジェイクが逞しく成長する姿と、子供たちの人生の切なさが、良い味付けになっています。


 「縞模様のパジャマの少年」「ヒューゴの不思議な発明」「エンダーのゲーム」と成長を見てきたエイサ・バターフィールドですが、彼が更に頼もしく成長した姿を見られたのは感慨深かった。今後の活躍がますます楽しみな俳優です。

☆☆☆





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「マグニフィセント・セブン」 [映画(新作)]

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THE MAGNIFICENT SEVEN
2016アメリカ

監督:アントワーン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、イ・ビョンホン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、マーティン・センスマイヤー、ヘイリー・ベネット、ピーター・サースガード、ルーク・グライムス、マット・ボマー、ジョナサン・ジョス


 黒澤明監督による不朽の名作「七人の侍」を西部劇に翻案した「荒野の七人」をデンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホークら豪華キャストでリメイクした西部劇アクション。(allcinema解説より)


 アメリカ西部の開拓地ローズクリーク。残忍な実業家ボーグ一味によって町を乗っ取られ、立ち退きを迫られた住人たちは苦しんでいた。ボーグに夫を殺されたエマは、報酬を提示し町を救って欲しいと賞金稼ぎのサムに懇願する。サムは、6人のアウトロー達を集め7人で多勢のボーグに戦いを挑むことを決意する。


 大好きな西部劇を大スクリーンの迫力で観られる嬉しさに興奮しました。開拓時代の西部の風景、荒野を駆ける馬の群れ、美しく壮大な映像が胸に迫ります。

 そして、西部の男たちの格好良いこと。

 7人のヒーローが皆男臭くて渋い。リーダー格のデンゼル・ワシントン、陽気なクリス・プラット、酔いどれの狙撃名人イーサン・ホーク、熊のような山男ヴィンセント・ドノフリオ。お尋ね者のメキシコ人、短剣使いの達人、弓矢を操るコマンチ族の男と、それぞれが魅力的に描かれていて、次々と敵を倒す姿はもちろん死に様までが格好良い。

 7人の個性がバランス良く描かれ敵役はとことん悪党なので(ピーター・サースガードがまたいい)、ストーリーにぐいぐいと引き込まれます。戦いのシーンは息が詰まる程の緊張感と物凄い迫力でした。

 彼らが何のために戦うのか、デンゼル演じるサム以外は明確にはされませんが、死に場所を求めているような彼らの生き様、哀愁漂う佇まいが本当に格好良くてゾクゾクしました。

 ヒロインのヘイリー・ベネットも、逞しさと色気を兼ね備えた西部の女を好演していて良かった。

 一匹狼の男たちに生まれる固い絆、町の住人達と協力し合う様子には胸が熱くなりました。


 映画の醍醐味を味わい、男のロマンに酔う、とても楽しい時間でした。「荒野の七人」「七人の侍」もまた見直したくなります。

☆☆☆☆




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「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」 [映画(新作)]

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MAGGIE'S PLAN
2015アメリカ

監督・脚本:レベッカ・ミラー
出演:グレタ・ガーウィグ、イーサン・ホーク、ビル・ヘイダー、マーヤ・ルドルフ、トラヴィス・フィメル、ジュリアン・ムーア


 妻子持ちの男性と略奪結婚するも、結婚の現実に直面し、夫を元妻の元に返そうと策を巡らせる女性。ニューヨークを舞台に、男女の奇妙な三角関係を描いたコメディです。

 ストーリーを要約すると、単に身勝手な大人たちの話のようにも見えますが、映画は丁寧にそれぞれの人物の背景と心情を追っているので、なかなか説得力のある人間ドラマになっていました。

 主演のグレタ・ガーウィグが等身大のアラサー女性を好演。綺麗なのにどこか親しみの持てる所がいい。夫役のイーサン・ホークはだめ男加減が絶妙(素敵でした)。元妻ジュリアン・ムーアは、格好良さの中に可愛い部分もあって魅力的です。

 癖のある登場人物たちですが、人生は色々、家族の形も様々だなぁと改めて思う。こんがらがった現実をしっかりと受け止めて前に進もうとする彼らの姿には好感が持てました。夫婦とは何だろう、なんて考えさせられたりもして・・・。

 子役の俳優たちも可愛かった。子供の存在を大切に描いているのも気持ち良いし、地味に公開していますが、肩の力を抜いて楽しめる、なかなか洒落た映画でした。

☆☆☆


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